ネットワークビジネスの手法からビジネスを学ぶ

会計業界の大川ぶくぶになりたい、ヴァーチャル会計士pekopon0120です。

みなさんネットワークビジネス、新興宗教、投資詐欺にしっかりハマっていませんか?

最近は会計士でもこういうものに騙されてしまう人の噂を聞きます。
会計士は昔は一旦事業会社でビジネスを経験した人が多かったが、昨今の合格年齢の低年齢化により社会経験のない新卒会計士が増えてきていることから、クソビジネスへの耐性なく騙されてしまうのだと分析していますが、この話はまた物議を醸しそうなので今度にしましょう。
士業が一度こういうものに手を出してしまうと、なかなかまともな仕事に復帰することはできないので、嘆かわしい限りです。

一方で、貧困情弱向けの怪しいクソビジネスがなぜ成立するのか
この点は非常に興味深いものがあります。
今回は、クソビジネス筆頭である「ネットワークビジネス」の手口からそのビジネスの本質を学び、逆にビジネスのあるべきを探っていきたいと思います。

目的:

貧困情弱向けの怪しいクソビジネスは、本来は資本人(しほんちゅ)の対極にある概念です。

しかし、対極にあるがゆえに何が間違っているかということをしっかりと考えることも重要です。

敵ながら学ぶべき部分も確かにあるので、今回はそこを真摯に考えてみます。

 

目次:

  1. クソビジネス筆頭「ネットワークビジネス」の手口
  2. ビジネスの鍵は徹底的なマニュアル化
  3. まとめ

 

1. クソビジネス筆頭「ネットワークビジネス」の手口

マルチ商法は数段階下からの不労所得的な報酬(コミッション、ボーナス)を勧誘時の誘引材料にしている場合がもっぱらである。『ダウン』と呼ばれる配下の加盟者を勧誘・加入させ、かつ一定額以上の商品購入を継続して行わなければならないことが現実(表面に現れないノルマとも言われている)である。また加盟者が期待する様な、安楽な生活ができるほどの高額報酬を得るためには相応の努力が必要であるため、結果として成功者は加盟者全体に対してわずかなものになる場合が多い。(wikipediaより引用)

要するに、いわゆるネズミ講に流通する実態となる商品(多くの場合は情報商材)が付随したバージョンです。
ネズミ講同様に新規参入者が入り続ければ胴元は儲かるというわけです。

その肝心となる新規参入者の狩り手法であるところの「勧誘」を受けたことのない人のためにまずはどういったフローで嵌め込んでいくのかをみていきましょう。

①出会い編
出会いはいつも突然です。出会いの経路に決まりはありません。
居酒屋の隣の席からフレンドリーに話しかけてくる。同じ中学の友達から久々に連絡がきた。
そこから急速に接近してきます。
「転職考えてる?将来に夢はある?現状に満足している?」
大体の人は転職を考えていますし、将来に夢も希望もなく現状に満足をしていないので話はそれなりに盛り上がります。

人は転機を迎えようとする時、外界との接触回数を増やします。
そういったタイミングの人間との接触が彼らのビジネスの起点です。
何かやりたいけど、何かやれば良いかわからない そんな人が格好のターゲットになります

②2回目からお師匠様との邂逅まで
その後一週間以内とかの短いスパンで複数回ランチやお茶に誘われます。
「最近どんな本に影響を受けた?尊敬している人はいる?」
「金持ち父さんって知ってる?読んだ方がいいよ!」
「私の知り合いで独立してうまくいってる人がいる。師匠だと思って定期的にビジネスを教えてもらっている。私の知り合いだと言えば時間をとって会ってくれるかもしれない。」

意思決定の期間を短くすることで、正確な情報収集の時間を奪い冷静な判断をさせないようにします。
また金持ち父さんなどの労働者階級から資本家階級へのクラスチェンジをイメージさせる本を読ませてやる気を高めたり、同じ情報ソースを共有することで仲間意識を醸成し、自分の指示をこなしていくことに疑問を抱かせないようにします。
バックに強力な人がいることをちらつかせることによって安心感を与えます。

③お師匠様のとの邂逅
タワマンとかおしゃれカフェとかで、弟子たちが熱心にメモを取ったりする中で会います。
手の込んでいるパターンであれば、ターゲットのプロフィールに似た人を弟子役に混ぜたりします。
「金持ち父さんを読んでどう思った?」
「どうすれば今の生活から抜け出せると思う?」
「じゃぁ次会う時までに、こっちの本も読んで来て議論をしよう。」

タワマンなどで成功者を想起させ、この人に従えば自分もこうなれると思わせます。
弟子たちを用意することによって、お師匠様の権威性を誇示し、指示を聞くことが当たり前という共感を植えつけます。
口のうまいお師匠様との問答で、現状の金持ち父さんの理解度を問われます。
お師匠様はほぼ暗記しているので、だいたい言いくるめられます。

④アフターフォロー
お師匠さんに指示された「本を買う・読む・考える」ということをチェーシングしてきます。
場合によってはここで、フットサルやパーティー、キャッシュフローゲームなどのお誘いが挟まれます。
読み終わった段階で、またお師匠様に会うフェーズに入ってきます。
そして、お師匠様への弟子入りを勧められることでしょう。
「お師匠様は君に期待している。今弟子にして欲しいといったらきっと仲間にしてくださるから言った方がいいよ!」

ここまできてしまうと、人間関係に組み込まれてしまい逃げづらいフェーズに入ります。
一回でもgoogle検索や友達に相談などしていれば気付けるのですが。。。

私の場合はにゃすに俺騙されてるよね?って確認することで正気を保ってました。

畳み掛けるかのようにフットサルなどの楽しい催しへの参加が促され、社会人に入ってからの人間関係に不満があったような人とかは、新しい魅力的なコミュニティに所属したいという気持ちから半ば騙されていることが分かりながらも深みにはまっていくこともあります。

この段階で、お師匠様は君に期待しているという形で、口説かれるとキャッシュの回収のフェーズに入り、情報商材の購入・次のターゲットの探索/はめ込み用の役者などの役割が与えられていきます。

これではめ込み完了です。
これが非常に典型的なネットワークビジネスのフローであり、ここまでのエンドユーザーのナーチャリングのマニュアルの基本的な部分になります。

2. クソビジネスの鍵、マニュアル化とグロース

こんなずさんな手口で上手くいくわけないやろ!ボケがぁ!
と思いたいのですが、下手な鉄砲でも数撃ちゃ当たるのがビジネスの鉄則です。
このブログを読む様な高等遊民や反体制知識人の皆さんは、騙されないと思いますが、徹底したマニュアル化によって疑うことや情報収集のタイミングを奪って効率よく擬似的な人間関係を構築することによって逃げられないようにしていきます。

今回のマニュアルのコンセプトは、

・定期的な連絡によって、関係性を風化させない
・意思決定の期間を短くする
・仲間意識を醸成し、疑問を抱かせないようにする
・タワマンなどで成功者を想起させ、射幸心を煽る

そしてマニュアル化の狙いとして、

・はめ込んだ人を使って、上記フローで新しい人の勧誘/はめ込みの役割を演じられるようにするためのシステム化
・一人当たりのはめ込みのコストの低減

これによって、擬似的な人間関係を短期間で形成し、お師匠様を中心とした現代的なプランテーションを作り上げていくわけです。

あれ、これって普通のビジネスっぽいですね。
マーケティングのマニュアル化さえしっかりとしてしまっていれば、提供する中身自体が空っぽでもお金は動いてしまうということなのです。恐ろしいことです。

顧客に本当の価値を提供できるということがあるかないかで、ビジネスかクソビジネスの垣根が変わってきてしまいます。

3. まとめ

彼らも日進月歩で色々な手段であなたに近づいてきます。
SNSで狙われる 悪質ネットビジネスの世界 | NHKニュース

情報収集力がない人、金融リテラシーがない人、こう言った人たちの情報の非対称性を埋めていくことには本当に価値があると思います。
一方でその情報の非対称性を利用して人を騙すことで終わってしまった人たちがネットワークビジネスのプレイヤーです。

 

自分の提供しているものが本当はなんなのか、自分の仕事が虚業にならないように常に自問していきます。

↓ネットワークビジネスのバイブル
逆に有名になりすぎて、外で読んでいたら恥ずかしくなるレベルになってしまっていますね。。。

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